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キノエネ醤油瓶 [瓶]

作業員の方から情報提供いただきましたキノエネ醤油瓶を紹介します。
高39.8cm、底径9.8cmを測る、未開封の1800mlビンです。
キノエネ醤油は、天保元年(1830)創業の老舗企業です。
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上のラベルには「THE”KINOENE”SHOUYU 本醸造 デラックス キノエネ 天保元年創業」、中央のラベルには「無添加」、下のラベルには「子 本醸造 デラックスキノエネ 品名 こいくちしょうゆ(本醸造) 現材料名 脱脂加工大豆、小麦、食塩 アルコール 内容量 1.8リットル 製造年月日 本貼右下に別記 製造者 キノエネ醤油株式会社 千葉県野田市中野台157 56.5.13」と印字されています。昭和56年製造品です。
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キャップには「子 キノエネ醤油 あけ口」と印字されています。
このマークは陰陽道の五行を十干(甲:きのえ・乙:きのと・丙:ひのえ・丁:ひのと・戊:つちのえ・己:つちのと・庚:かのえ・辛:かのと・壬:みずのえ・癸:みずのと)と十二支を組み合わせて60単位の、一番最初の甲子(きのえね)をとったものです。『一番最初の』または『稀れである』という意味をもっています。

前中西遺跡出土瓶22 [瓶]

前中西遺跡出土瓶の紹介22回目。今回は「森乳業 牛乳瓶」です。
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体部に「MORI」「森乳業」「ウルトラプロセス」と印字されています。口径4.4cm、器高14.0cm、底径5.4cmの200cc瓶です。
この牛乳瓶がいつごろまで使用されていたのかについては不明ですが、昭和40年~50年代のものと推測されます。

ウルトラプロセス:森永乳業が昭和32年に採用した牛乳の超高温殺菌法で、130度で2秒殺菌し、長期保存を可能とした。
森乳業:明治20年に創業者・森脩が森牛乳店を忍町(現在の行田市)に設立したことに始まる。昭和32年には、 森牛乳店が森乳業株式会社と改組し、平成4年には森乳業の統一ブランドとして『WATABOKU・わたぼく』ブランドが誕生。平成9年には創業110周年を迎えた、牛乳、加工乳、乳飲料、清涼飲料などの製造販売および受託製造を行う県北の老舗企業。


前中西遺跡出土瓶21 [瓶]

前中西遺跡出土瓶の紹介21回目。今回は「トリス コンク」瓶です。
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「トリス コンク」は、1962年サントリーから発売された4~5倍に濃縮された果汁入り飲料です。オレンジ・パイン・グレープ・レモンの4種類があり、1L瓶で販売されていました。水やソーダ水で薄めたり、カクテル素材として飲まれていました。
torisu2.jpgキャップ上面
器高26cm、口径2.5cm、底径8.5cmを測ります。底面に「SUNTORY LIMITED TORYS CONC」とエンボスされており、白いキャップには「トリス コンク」とエンボスされています。
本瓶は、1972年にパッケージデザインを変更した後の瓶と思われます。
現在でもこの「トリス コンク」は、ペットボトルで通販が主体で販売されています。

前中西遺跡出土瓶20 [瓶]

前中西遺跡出土の瓶の紹介20回目。今回は「カルピス」瓶です。
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肩の部分に「カルピス」「CALPIS」、底部側面に「正550ml」とエンボスされています。
白いキャップが付けられており、上面にパナマ帽をかぶった人物のロゴマークがエンボスされています。器高27cm、口径2.6cm、底径6.8cmを測ります。
karupisu3.jpgキャップ拓本
「カルピス」は、酸乳をベースにした日本初の乳酸菌飲料で、1919年(大正8)ラクトー株式会社から発売されました。1923年(大正12)カルピス製造株式会社に商号変更され、その頃より、パナマ帽を被った男性のロゴマークが採用されました。
このロゴマークは、「国際懸賞ポスター展」で、3位を受賞したドイツ人デザイナーのオットー・デュンケルスビューラーによる作品を使用したもので、平成元年まで使用されていました。

ちなみに、社名は、「カルシウム」とサンスクリットの「サルピス」(熟酥(じゅくそ):五味の一つ:牛乳を精製する過程における五段階の味、乳味・酪味・生酥味・熟酥味・醍醐味)を合わせたものです。

以前籠原遺跡出土瓶1で紹介した戦前のカルピス瓶を紹介しましたが、今回の瓶はキャップがプラスチックになっていることから、戦後のものと判断されます。

前中西遺跡出土瓶19 [瓶]

前中西遺跡出土の瓶の紹介19回目。今回は「キリンレモン」340ml瓶です。
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「キリンレモン」は、、麒麟麦酒株式会社(現キリン株式会社)が、昭和3年(1928)3月16日より販売しているロングセラーの炭酸飲料です。
頸部には「KIRIN BREWERY CO.LTD」とエンボスされ、側面下半には、麒麟の絵と「キリンレモン」「KIRINLEMON」と印字されています。器高23.5㎝、口径2.5㎝、底径6.0㎝を測ります。
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340ml瓶は、昭和33年(1958)の発売以来同一デザインを踏襲しており、、2002年に軽量化され、2010年に製造を終了しています。本瓶は、軽量化前の製品と思われます。
ちなみに、初代キリンレモンイメージガール(1966-1971)は、ジュディ・オングです。

前中西遺跡出土瓶18 [瓶]

前中西遺跡より出土した瓶の紹介18回目。今回は「アンバサ」です。
「アンバサ」は、1981年北九州コカ・コーラボトリングの提案により開発された乳性炭酸飲料で、当該地域で200mlのリターナブル瓶入り製品が発売されました。翌1982年に缶入り製品が全国発売されましたが、北陸、三国(新潟・群馬・埼玉)、利根(千葉・茨城・栃木)各ボトラーでは瓶入りも発売されました。サワーホワイト、パインアップル、メロンの3種類のフレーバーがありました。
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高さ19.5cm、口径2.5cm、底径5.5cmを測る。側面下部に「アンバサ」「Ambasa」と印字されています。
この瓶は、初代デザイン200mlリターナブル瓶で、1993年頃販売が終了しています。

諏訪木遺跡出土瓶 [瓶]

現在発掘調査を行っている市内上之地内の諏訪木遺跡より出土した「パイゲンC」瓶を紹介します。
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「明治 活性 パイゲンC 生菌乳酸飲料」と印字され、瓶側面下部に「60ml」とエンボスされています。
高:9.8cm、底径:3.8cm、口径3.2cmを測ります。

この「パイゲンC」は、明治乳業株式会社から、昭和42年に発売された乳酸飲料です。
この他、当時の乳酸飲料としては、森永の「マミー」、雪印の「ローリー」、グリコの「スポロン」などが販売されていました。

紙製のキャップの裏に「あたり」マークがあれば、仮面ライダーやキカイダーのメダルがもらえる企画もありました。

メヌマポマード瓶 [瓶]

昭和10年頃の「メヌマポマード」瓶です。箱入りで状態はかなり良好です。
高:5.1cm、口径5.1cm、底径5.6cmを測ります。底面には「メヌマポマード」とエンボスされています。
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この「メヌマポマード」は、熊谷市出身の井田友平(1889ー1965)が、大正6年に、当時まだ高級とされていたポマードを、低価格の国産品として売り出したものです。
金属製の蓋が付けられており、「美髪用 メヌマポマード 井田製」とエンボス加工されています。
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↓は戦前の雑誌に印刷されている広告です。「仕事の能率を妨げるフケ痒み、メヌマで断固排除して、持って生まれた日本人の黒髪颯爽と誇り給へ!」「洗ってサッパリ落ちる メヌマポマード」「強壮潑刺の頭髪栄養素はこの一瓶から!」と印刷されています。
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前中西遺跡出土瓶17 [瓶]

前中西遺跡出土ビンの紹介17回目。今回は「サッポロビール ヱビスビール」ビンです。
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高さ28.5cm、口径2.4cm、底径6.8cmを測ります。肩部に「SAPPORO BEER」「YEBISU BEER」、底部側面に正633mlとエンボスされています。

「サッポロビール」と「ヱビスビール」は、創業当時は別会社でしたが、明治39年(1906)に、大阪麦酒(アサヒビールの前身)、日本麦酒(恵比寿ビールを製造)、札幌麦酒(サッポロビールの前身)が合併して「日本麦酒株式会社」となりましたが、ヱビスブランドは継続されました。昭和18年(1943)にビールが配給制になり、名称が「麦酒」に統一されたことでヱビスブランドは消滅し、昭和24年(1949)に、過度経済力集中排除法の適用を受け、朝日麦酒(現アサヒグループホールディングス)と日本麦酒(現サッポロホールディングス)に分割されました。
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昭和46年(1971)に、戦後初の麦芽100%使用のラガー(熱処理)ビールとして復活しました。
ビンには、「サッポロビール」と「ヱビスビール」の2社の名前が記されていることから、昭和46年以降のものと推測されます。

前中西遺跡出土瓶16 [瓶]

前中西遺跡出土ビンの紹介16回目。今回は用途不明のビンです。
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高さ19.0cm、口径2.4cm、底径5.6cmを測ります。
肩部に「NO DEPOSIT ★ NO RETURN」「NOT TO BE REFILLED」とエンボスされています。
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「NO DEPOSIT  NO RETURN」とは、デポジット料金なしの回収しない瓶のことで、「NOT TO BE REFILLED」は詰め替え不可とのことから、使い捨てのビンということです。
底部には、工場別記号と思われる「C MTC 26 54 2992」とエンボスされています。
おそらく商品名のラベルが貼られていたと思われますが、残されていないことから、本ビンの用途は不明です。
再利用不可となっていることから、ビールなどの飲料用ではなく、殺虫剤などが入れられていた可能性が推測されます。