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吉備文化財修復所による「平戸の大仏」調査 [仏像]

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熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)の調査を行う吉備文化財修復所の研究チーム

今秋から保存修理工事が実施される予定の源宗寺本堂に安置されている熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)の調査を、吉備文化財修復所(牧野隆夫代表、さいたま市北区)の研究グループによって実施されています。二体の仏像の細部にわたる調査を行いながら、今後の本堂保存修理の際に必要な仏像移動などの課題について検討を進めています。

吉備文化財修復所は昭和63年10月20日に、牧野隆夫氏代表として古典彫刻の修復・研究・制作およびそれらに関連する業務を手掛けています。牧野氏は『仏像再興  仏像修復をめぐる日々』などの著作を刊行し、地方の仏像修復を手掛けてきた「仏像の町医者」とも呼ばれています。また、平戸の大仏の本事業に際しては、彫刻文化財の保存を専門とする立正大学仏教学部の秋田貴廣教授もオブザーバーとして参加しています。

今回の事業では仏像を据え置きながら収蔵施設の改修が行われる手法を検討していることから、仏像の保存と合わせて建築設計が必要であることに鑑みて、かつて源宗寺本堂の調査を行った一級建築士・細川末廣氏をリーダーとする建築監理チームを立ち上げ、今回の調査に立ち会いました。


吉備文化財修復所ホームページ
http://www.kibibunn.info/index.html




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源宗寺本堂保存修理事業プロジェクトが「TOWN NEWS NAOZANE vol.45」の表紙と特集記事を飾る [仏像]


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「TOWN NEWS NAOZANE vol.45」表紙


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特集記事

8/1(木)に発行された熊谷地域の情報誌、フリーペーパー「TOWN NEWS NAOZANE vol.45」の冒頭と特集において、熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)を収蔵する源宗寺本堂の保存修理事業プロジェクトが紹介されています。二体の仏像を背景に木島一也会長をはじめ委員会メンバーの集合写真が表紙を飾っています。工事費のための寄付募集の案内も含まれています。同紙は熊谷市内の各施設や店舗において無料配布されています。
 また源宗寺本堂の保存修理に関する表紙と記事については抜粋して、熊谷デジタルミュージアムの読書室に掲載しています。実際の冊子を手にできない場合はご参照ください。

熊谷デジタルミュージアム読書室 PDF文庫
http://www.kumagaya-bunkazai.jp/kounanmatinoiseki/town_news_naozane_vol.45_20190801.pdf







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源宗寺本堂保存修理事業スタートアップイベント [仏像]

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「平戸の大仏(おおぼとけ)」(源宗寺木彫大仏坐像) 
右側が薬師如来、左側が観世音菩薩。

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解説会「源宗寺本堂の保存と仏像の歴史をめぐって」。
適宜の解説会は15回に及ぶほど大きな関心が集まった。

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本堂前では音楽とともにダンスを披露するオリエンタル和装ショーが開催された。


 2019年7月27日、寄木造木彫の大仏坐像としては国内最大級の規模を誇る「平戸の大仏(おおぼとけ)」。この二体の大仏を収蔵する源宗寺本堂の 保存修理事業を開始するにあたり特別公開などスタートアップイベントを開催しました。解説会「源宗寺本堂の保存と仏像の歴史をめぐって」( 熊谷市立江南文化財センター 山下祐樹)のほか、来場者への適宜解説、 関連イベントとしてコミュニティスペース「二十二夜」出張出店 フード・マルシェ、オリエンタル和装ショー、オカリナ演奏などが開催され、約500名の来場がありました。

保存修理事業では、多くの皆様からの寄付を募集しています。詳細は、源宗寺本堂保存修理委員会事務局(山川会計事務所)、電話048-526-5874までお問合せください。






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「源宗寺木彫大仏坐像」(平戸の大仏)の特別公開 [仏像]

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大勢の方々が源宗寺を訪れました。

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解説会にも多くの方々が集まり、室外で行いました。

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適宜、本堂内の仏像を前にして解説を行いました。

12月8日、熊谷市指定有形文化財(彫刻)「源宗寺木彫大仏坐像」(平戸の大仏)の特別公開を開催しました。文化財指定後、戦後初の公開として注目を集め、埼玉新聞、読売新聞、毎日新聞など各種媒体でのご紹介もあり、想像以上に終始盛況の公開となり、約1200名ものご来場がありました。資料も複数増刷し、解説会も1回から8回に追加という状況でした。また、テレ玉の撮影取材もあり同日夕方のニュース番組で放送されました。今回の公開は、平戸の大仏と呼ばれている薬師如来と観音菩薩の仏像二体を収蔵する源宗寺本堂の老朽化が進んでいることから、来年度に実施計画中の保存修理事業に向けた機運醸成を目的としました。多くの関心を集め、今後の取り組みに向けての意義深いスタートアップになったことを感じたところです。今後、保存修理委員会によって修理費の寄付募集が行われる予定です。ご協力を宜しくお願い致します。


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源宗寺「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)の特別公開 [仏像]


熊谷市文化財「平戸の大仏」を特別公開します。

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日時 平成30年12月8日(土)午前10時~午後3時
場所 源宗寺(熊谷市平戸642)  見学無料

源宗寺「木彫大仏坐像」は「平戸の大仏(おおぼとけ)」と称され、
地域の貴重な仏像として保存されてきました。
現在、二体の大仏を収蔵する源宗寺本堂の老朽化が進み、
今後の保存修理事業に向けた機運を高めるために特別公開を行います。
一般に向けの特別公開については、昭和29年11月3日の文化財指定後、初めてとなります。

見学概要
平成30年12月8日(土)午前10時~午後3時
午前11時~ 解説会「熊谷市指定文化財の仏像と平戸の大仏」
    (熊谷市立江南文化財センター職員)

入場無料
交通案内
源宗寺には駐車場がございません。熊谷市ゆうゆうバス・グライダー号をご利用され、バス停「源宗寺入口」から下車5分です。車でお越しの際は上之荘(上之3022-1)の駐車場をご利用ください(徒歩10分)。

 熊谷市指定有形文化財(彫刻)である「木彫大仏坐像」(薬師如来・観世音菩薩)の二体は、木造寄木造のものとしては規模も大きく、背丈(高さ)が約3.5mあります。これは埼玉県内最大規模で、全国的にも希少なものです。戦後初、市の文化財指定後初めての一般公開となります。併せて、仏像の概要についての解説会と、場内での適宜説明を行います。仏像の収蔵施設「源宗寺本堂」については、平成31年度の実施に向けた保存修理事業を計画しています。現在、保存修理委員会の発足に向けて、所有者の藤井氏と熊谷市教育委員会は仏事を担う東竹院(熊谷市久下)、檀家、各位との調整を進めています。

問合せ 熊谷市立江南文化財センター 電話048-536-5062


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愚禅和尚が記した「如意輪観世音」 [仏像]

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力強い揮毫が特徴の如意輪観世音

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石碑の左側には前大乗九十翁愚禅と刻まれている。

 先日熊谷で開催された如意輪観音の二十二夜様行事に関連して、熊谷市東別府の個人邸に石造の如意輪観世音があるとの情報が寄せられ、確認したところ揮毫したのが愚禅和尚であることがわかりました。石碑の左側には前大乗九十翁愚禅と刻まれています。愚禅は享保18年(1733)に丸貫村(吉見町)に生まれ羽尾村の旧家の養子となり、興長禅寺の癡天愚和尚によって剃髪し、13歳で長州(山口県)功山寺に赴き修行。宝暦12年(1762)、羽尾村に戻り、興長禅寺二十世住職となりました。その後、永平寺(福井県・道元の開山)などで修業を積み、次第に名声が高まり、加賀の大乗寺(石川県・曹洞宗の名刹)の管主にもなった名僧です。晩年は、武州に帰り妻沼の瑞林寺、久下の東竹院、原島の福王寺などに隠居し、名筆家の名により付近の村人達から多くの石塔に揮毫を求められたそうです。文政12年(1829)に没して、福王寺跡に墓地があります。今回の観音石碑は平成6年に熊谷市立図書館が刊行した『愚禅和尚を訪ねて』のリストにも含まれていないため、新たな発見になったのかも知れません。愚禅は97歳まで生きた長寿であり、熊谷地域での揮毫の数が多い晩年の時期に建立されたことが推測されます。個人で石造物の管理保管が引き継がれたきたことを考えると、愚禅が記した石碑が今に伝えられていることに大きな意味を感じます。



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熊谷市指定文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)の見学 [仏像]

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熊谷市指定文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)
左側が観音菩薩、右側が薬師如来

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熊子連の見学隊メンバー


 7月28日、熊子連の「くまがや郷土かるた」巡りバスツアーが開催され、見学地の一つとして、熊谷市平戸にある熊谷市指定文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)を訪れました。普段は公開されていない仏像ですが、観音菩薩と薬師如来が並ぶ形態で、県内でも有数の規模を誇る木彫の大仏です。見学隊には市内の小中学生を中心としたメンバーが参加し、仏像についての伝承と、平戸地区の歴史などを説明しました。皆さんは見る機会の少ないその規模と迫力に驚いていました。




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浄安寺「お地蔵様の日」 [仏像]

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「お地蔵様の日」が開催された浄安寺の本堂

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千体地蔵を収蔵したケースが並び、それぞれの特色ある仏様と対面することができた。


 平成29年10月23日、熊谷市御正新田にある浄安寺の「お地蔵様の日」が開催され、熊谷市指定有形文化財「千体地蔵」が公開されました。
 平成25年9月の竜巻で全壊した地蔵堂から文化財レスキューが実施された「千体地蔵」は、その後、熊谷市教育委員会と東洋美術学校の調査と保存事業を経て昨年10月に一般公開されました。そして昨年に引き続き、本年も開催されました。
 多くの参拝者が来場され、準備された灯篭の各面に張る用紙に祈願文やお地蔵様の絵を描き、日が暮れた後に点灯しました。


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「愛染明王」一般公開と愛染堂サポーター養成講座 [仏像]

 平成29年10月21日、熊谷市下川上の愛染堂・愛染明王を一般公開しました。公開中は熊谷市指定有形民俗文化財「愛染明王」及び「藍染絵馬」について解説しました。今回は特別に愛染堂が所有する「阿弥陀如来坐像」と「不動明王立像」を合わせて特別公開しました。一般的に愛染堂は「宝乗院愛染堂と呼ばれ、この寺号の前に示される「宝乗院」とは明治時代まで当地に存在していた寺院本堂のことです。現在はその境内にあった愛染堂だけが残されています。宝乗院の本尊は阿弥陀如来であったと伝わり、上記の像との関連が推定されます。特別公開した2像は厨子(ずし)に入っており、愛染明王と比べると小柄の像となっています。
 愛染堂に隣接する場所では「星宮コスモス祭り」が開催されており、祭りへの来場者が愛染堂にも足を運んでくれたようです。今回の公開に合わせて、星宮公民館の「風船カズラ」の種を配布しました。風船カズラの種にはハートマークのような模様があり、愛染の愛との関わりからも面白味のあるプレゼントとなりました。

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愛染明王と、その前に安置された「阿弥陀如来坐像」と「不動明王立像」


 同10月23日には「愛染堂サポーター養成講座」が星宮公民館で開催され、愛染堂と愛染明王についての概要を地元の方々や関心を持っている方々の約20人に対してアウトリーチを行いました。今後、愛染堂を訪れる方々へのガイドが可能となるように、星宮地域の歴史をはじめ、愛染明王の仏像としての技巧や染色業者からの信仰の歴史、愛染堂の保存修理事業の内容などについてお話しし、その後、実際に愛染堂において仏像や奉納絵馬などを目にしながら解説を行いました。養成講座を受講された皆さんが、星宮地区や愛染明王に関心を持ちながら、今後の保存活用に向けてのキーパーソンとしてご協力いただければ幸いと考えているところです。

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「愛染堂サポーター養成講座」の様子





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浄安寺「千体地蔵」保存事業の実施 [仏像]



 熊谷市御正新田にある浄安寺に収蔵されている熊谷市指定有形文化財の「千体地蔵」の殺虫処理事業が開始されました。この文化財の「千体地蔵」は、2013年の9月に発生した竜巻と台風被害により収蔵施設の「地蔵堂」が倒壊し、市教委などによる文化財レスキュー事業を経て、2016年10月に本堂において公開されました。現在保存されている千体地蔵は約650体を数えます。
 公開を前後して、東洋美術学校と熊谷市立江南文化財センターの調査により、木製の仏像の各所に虫害が確認されました。
 その対応策として、本年の熊谷市文化財補助事業を実施し、殺虫処理などの方法が実施されることになりました。実施に向けて、所有者の浄安寺、檀家の方々、監修を担う東洋美術学校及び熊谷市教育委員会にて協議を重ねました。今回の方法では、浄安寺本堂に二酸化炭素を充満させるビニール製の密閉室を設置し、保存用の作成された仏像の収蔵箱をその中に入れ、一定時間を置き、殺虫処理を進めています。業者に委託し、約20日間、約60~70%の二酸化炭素濃度を維持し、効果的な処置となるよう適宜観察を続けていきます。処置後の10月23日には本堂において千体地蔵を公開します。

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保存箱に収蔵されている千体地蔵


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保存箱を重ねて密閉室の中に二酸化炭素を充満させる。



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