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旅の記憶‐1  幡羅郡新四国八十八ヵ所霊場― 第1番 [紀行]

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第1番札所 萬頂山集福寺 奈良
 霊場を巡る巡礼の旅は、平安時代の貴族の生活の中に見られますが、庶民の姿が伺われるのは中世からのようで四国八十八か所や西国三十三か所の札所や行路が整備されてきてからです。関東では坂東三十三観音や秩父観音巡礼の当該寺院や順路が戦国時代末ころには定ったようです。これらの巡礼地へお参りする人々の姿を窺わせる道標や結願記念塔などの石塔が残されています。
 この扁額は、江戸時代の幡羅郡を中心に八十八か所の巡礼地に定められた寺院に掛けられた筆頭寺院「集福寺」のものです。この霊場は現在の熊谷市・深谷市に所在した寺院で、身近な巡礼地として整備されたようです。参考図書によると、熊谷市域76カ寺、深谷市15カ寺です。なお、番外寺院3カ寺が含まれています。
 参考図書 長谷川宗平1986「新四国八十八ヵ所霊場」
 参考 寺院番付表はこちらから
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境内のどこかに掛けられています。
捜してみてください。

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「もの」と「ひと」の旅―プロローグ― 過ぎ行く時間―時代を超えて―移り行くものと人 旅の記憶 [紀行]

 「諸行無常 盛者必滅」は平家物語からよく知られた言葉で、万物に永遠不滅の物はなく、生々流転し一所にとどまることもない。川面の水流を見つめた兼好法師も、人の一生は後戻りできず、そして人生は旅のようなものと譬え、旅に生きた俳聖芭蕉も月日は百代の過客にして行き交う人もまた旅人也と大悟していました。旅を目的に生きたような芭蕉は別にしても、近代以降、定住民として町場や村方に暮らした庶民も旅へのあこがれを強く持っていたようです。その許された旅は寺社参詣や湯治などを目的としたものでした。しかし、人はその旅の記憶を意図するとしないとにかかわらず様々の遺物や記録を存在証明のように残していました。ものと人の語る旅の記憶を、思いつくままいくつか紹介しようと思います。この旅へのスタートは記憶の旅路を走る廃線「東武鉄道熊谷妻沼線」の切符です。
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「昭和58年3月6日発行 130円」 ↑表面  ↓背面
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 愛称「かめ号」と呼ばれた最後の車両
この車両は走ることをやめて36年を経過しました。現在、妻沼中央公民館内の妻沼展示館に保存されています。
実はこの型式の車両は日本に数台(もしかしたら唯一)しか残っていない貴重な車両です。

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熊谷市名勝「星溪園」西側のブロック塀修繕工事 [記念物]

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 現在、熊谷市名勝「星溪園」の西側市道沿いのブロック塀の修繕工事を行っています。昨年、大阪での大地震により、大阪府高槻市の小学校のブロック塀が倒壊し登校中の女児が亡くなった事故を機に、各都道府県などで緊急点検が実施されました。その点検結果に基づき新年度予算の事業として今回の工事が施工されています。内容としては塀の高さを当初より下げ、経年により毀損した部分を修繕するものです。今後も定期的にブロック塀の状況等を確認しながら、星溪園の利用者、隣接する市道の通行者の安全確保に務めていく所存です。


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クールシェアくまがやキックオフイベント『涼熊祭』に出陣 [普及事業]

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 6月2日(日)、クールシェアくまがやキックオフイベント『涼熊祭』が、熊谷市中央公園で開催されます。クールシェアに参加店などによる、飲食・体験/販売コーナー、熱気ある野外ステージ、タグラグビー教室(要事前登録)など、中央公園が1日テーマパークに変わります。ご当地の物産販売や暑さ対策の展示出店もあります。『涼熊祭』に熊谷市立江南文化財センターも出陣。考古資料の展示、土器を感じるイベントや火起こし体験を準備しております。ぜひお越しください。当ブースは参加無料です。
クールシェアくまがやは「エアコン消して涼しいところに集まろう」をスローガンにはじまり、今年度で8回目を迎えます。 本事業は熊谷青年会議所が主催し、クールシェアをテーマに「熊谷ならではのおもてなし」に向けて、多くの皆様の来場を呼びかけています。

詳細は次のページをご参照ください。『涼熊祭』フライヤー
http://www.kumagaya-jc.or.jp/2019/img/topics/2019/reikai6-03_b.png
http://www.kumagaya-jc.or.jp/2019/img/topics/2019/reikai6-04_b.png


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熊谷聖パウロ教会聖堂聖別100周年礼拝 [建造物]

 2019年5月25日(土)、熊谷市宮町の日本聖公会・熊谷聖パウロ教会において、「熊谷聖パウロ教会聖堂聖別100周年礼拝」が執り行われました。同教会は1919年5月29日にこの地に礼拝堂が竣工し、今年で100周年を迎えます。礼拝堂と門は国登録有形文化財となっています。

 竣工、聖別100年を記念して同行事が企画され、日本聖公会北関東教区の広田勝一主教をはじめ関係聖職者による礼拝が行われ、信徒を含め約80名が参列しました。その後、近隣の熊谷市中央公民館において国登録有形文化財「熊谷聖パウロ教会礼拝堂」についての講演会が開催されました。建築の概要と、明治から大正期の教会運動について紹介しました。
 礼拝では、広田主教が旧約聖書の詩編「主の庭で過ごす喜び」の一節「あなたの庭で過ごす一日は、千日にまさる恵みです」を引用しました。そこに含まれる意味のように、記念行事という1日を過ごしながら、100年受け継がれてきた歴史を感じる機会となりました。


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聖職者入場

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記念礼拝

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100年の歴史に思いを馳せながら礼拝堂の建築を感じあう

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記念講演会「熊谷聖パウロ教会の建築と教会運動の歴史をめぐって」


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妻沼聖天山の絵馬展 解説会「妻沼聖天山の絵馬・奉納額群と信仰の歴史」・絵馬鑑賞会の動画配信 [絵画史]





本年4月に妻沼聖天山御本尊御開扉記念事業として妻沼展示館で開催した「妻沼聖天山の絵馬展」。その開催に際して、4月20日にアウトリーチイベントとして実施した解説会「妻沼聖天山の絵馬・奉納額群と信仰の歴史」の様子を収録し、YouTubeサイトにて配信しています。解説会の内容に加え、絵馬鑑賞会として各絵馬・奉納額を撮影し合わせて動画としてお楽しみいただけます。どうぞご覧ください。なお、展示された絵馬群のうち規模の大きい主要作品については、妻沼展示館の展示室に移動しましたので、開館時に鑑賞することができます。合わせてご参照ください。





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星溪園の躙口 [記念物]

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熊谷市名勝「星溪園」の星溪寮南端には小間と呼ばれる茶室があります。この茶室は庭園側から中に入る「躙口」と呼ばれる入口があります。 躙口は、茶室における客の出入口として、座しながら手をにじるようにして出入りするところから称されています。古くは「くぐり」とも呼んだそうです。千利休が茶室の様式を確立して以降、全ての客の出入りに用いるようになりました。通常は、高さ二尺二寸(約66センチメートル)、幅二尺一寸(約63センチメートル)を規準としています。星溪園を訪れた時はご確認ください。




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群馬県立歴史博物館 開館40周年記念 第98回企画展『大新田氏展』 [中世]


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 2019年度に開館40周年を迎える群馬県立歴史博物館の記念展の第一弾として、新田氏を取り上げた展覧会が開催されています。


企画展開催概要より
 群馬県民に親しまれている新田義貞、その歴史的評価は天皇の忠臣から凡将まで時代によって大きく変わります。では、元号も改まり新たな幕開けを予感させるこんにちにおいて、義貞をどのように捉えることが求められているのでしょうか。本展では、新田一族に関わる甲冑・彫刻・古文書などの資料をとおして、南北朝動乱を駆け抜けた新田義貞とその一族の歴史に迫ります。
一 義貞の勇姿
二 新田氏から岩松氏へ
三 新田氏の故郷.


会期
2019年4月27日(土)~6月16日(日)

開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(ただし4/29、5/6は開館、5/7は休館)
入館料 一般600円(480円)/大高生300円(240円)/中学生以下無料
※カッコ内は20名様以上の団体割引料金/障がい者手帳持参者とその 介護者1名は無料

主催 群馬県立歴史博物館
刊行物 図録・リーフレット

問合せ
群馬県立歴史博物館
〒370-1293 群馬県高崎市綿貫町992-1
TEL.027-346-5522 FAX.027-346-5534

企画展ホームページ
http://grekisi.pref.gunma.jp/kikaku.html





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第11回地域伝統芸能今昔物語 ダイジェスト版動画の公開 [民俗]




 本年も埼玉県芸術文化祭2019地域文化事業として開催される「第12回地域伝統芸能今昔物語」について、埼玉県内の地域文化事業担当者を前に事例報告を行いました。その際には、前年に大里生涯学習センター「あすねっと」で開催された様子をダイジェスト版として纏め、説明と合わせて動画を放映しました。出演した各団体約20秒ほどの内容で、YouTubeの江南文化財センターのサイトにて公開しています。どうぞご覧ください。本年は11月23日(祝・土)に熊谷文化創造館さくらめいと太陽のホールで開催します。開催に向けて徐々に準備を加速させていく予定です。




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報告 長島記念館フォーラム [記念物]


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調査報告「長島記念館の景観と文化史」

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対談「長島恭助と長島家邸宅」

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後藤典子さんによるJ・S・バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」(ヴィオラ版)の演奏


 2019年5月18日、新たに熊谷市の名勝に指定された「長島記念館・邸宅」をテーマとしたフォーラムが開催されました。会場には長島記念館を管理所有する公益財団法人長島記念財団の代表理事である長島栄子さんをはじめ、約60名の参加がありました。フォーラムでは調査報告「長島記念館の景観と文化史」をはじめ、長島記念財団の田沼利将さんを交えた対談、ビオラ奏者の後藤典子さんによるJ・S・バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」(ヴィオラ版)の演奏がありました。建造物や庭園の概要について報告するとともに、本市の名勝文化財を発信できる良い機会となりました。引き続き調査を進め、長島記念館の文化財的価値について再認識を深めていきたいと考えています。







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