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新元号「令和」と梅と兜太俳句 [花]

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「平成」に代わる新しい元号が「令和」に決まりました。「れいわ」と読みます。出典は日本の古典「万葉集」であり、中国古典(漢籍)ではなく日本の古典から採ったのは確認できる中では初めとのことです。「令」という漢字が元号に使われるのは初めて。平成は1989年1月8日からの30年4カ月で幕を閉じ、天皇陛下の退位に伴い5月1日午前0時から新元号「令和」に切り替わります。

 令和は『万葉集』巻五、「梅花の歌」三十二首の序文、「初春の令月にして気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭(らん)は珮(はい)後の香を薫らす」から引用したとの政府からの説明がありました。「令和」のローマ字表記は「REIWA」で、外務省はこの表記で195カ国や国際機関に通知しました。

 令和の引用元になった万葉集の梅花の歌に目を向けてみると、歌人としても名高い大伴旅人が、730年(天平2)正月13日に九州の大宰府にあった自宅で役人らを招き、梅の花を題材にした歌会「梅花の宴」を開いたという背景があります。そこで詠まれた32首の序文から「令和」が導かれたのです。早春に咲く梅の花、その麗らかさが想像できるようです。

 そうした逸話に触れると、熊谷の俳人、故・金子兜太氏の俳句を思い起こします。兜太氏の処女作は「白梅や老子無心の旅に住む」であり、熊谷の移住し、自邸「熊猫荘」の梅を主題とした「梅咲いて庭中に青鮫が来ている」という記念碑的な代表句もあります。

 新元号から梅を思い、熊谷の俳句を思い起こす。新たな時代に向けての想像の旅には春らしい雰囲気が醸し出されることでしょう。





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