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今年の発掘現場から 1 諏訪木遺跡 [発掘調査]

 今季、熊谷は日本で最高気温を記録しました。その日も市内の発掘現場では汗を絞り出しての作業に追われていました。古代の住居跡、方形周溝墓、中世の館溝などの遺構が重なって発見された現場に接した水路にはなぜか蓮が咲き誇っていました。聞けばいつの間にか古代ハスが生えたとのこと、近隣のお寺から派生したのではとも。猛暑の中、薄紅色の花に囲まれていると別世界にいるようで、ここはどこ、天国か、いやまだ早いと、正気に戻ること数度。
 また、毎週の台風・大雨で発掘現場は水没すること5回。仕方ないとはいえ作業は困難続き、いつの間にか蓮は大きな実となり、黒い蓮実はこぼれ落ちる。発掘が終わると、この水路は改修され一部は埋め戻され道路に変ります。こぼれ落ち埋没したハスの実は大賀蓮のように二千年後に花を咲かせることができるのでしょうか。
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現場東方向 可憐な蓮華
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台風後の現場 西方向

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地域歴史講座「古代の熊谷に想いを馳せる 熊谷の歴史、暁の時代を知る」 [普及事業]


 熊谷市スポーツ・文化村「くまぴあ」での地域歴史講座「古代の熊谷に想いを馳せる 熊谷の歴史、暁の時代を知る」を開催しました。定員の20名を超える受講者が集まり、出土遺物などの画像や説明を通じて、熊谷の原始、古代を学ぶ講座となりました。歴史区分の概要や市内の遺跡・古墳について、先般、国指定史跡となった「幡羅官衙遺跡群」をはじめ弥生時代の大規模集落が発見されている「前中西遺跡」などに焦点を当てて説明しました。熊谷の古代以前の歴史に興味を持っていただいた方が多く、発掘調査を見学したいなどの感想が寄せられました。

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小原陸軍飛行場(おはらりくぐんひこうじょう)(熊谷南飛行場)復元模型の展示 [お知らせ]

 熊谷市南部の森には太平洋戦争末期に日本陸軍が造った飛行場跡があります。現在では市街化や開墾が進みその痕跡はほとんど残りませんが、埼玉県立小川高等学校社会研究部の活動により、飛行場の復元模型が造られました。
 地元熊谷市の皆さんに見ていただきたいとのことから、総合文化会館ピピアで公開されていますので紹介します。
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現地調査の様子-右手の高まりは掩体壕の土手部分

 生徒さんたちは飛行場の痕跡探しや当時を知る古老を訪ねるなど、何度も現地調査や周辺旧家へ足を運び、当時を知る人たちから貴重な証言を得られたそうです。
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サンシティ熊谷 歴史講座『熊谷の名を冠した植物文化誌』 [花]

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熊谷市大原のサンシティ熊谷にて『熊谷の名を冠した植物文化誌ー熊谷草ファンタスティック 花の文化・植物の保存に想いを込めて』と題した講演会を開催し、クマガイソウとアツモリソウの特徴や、熊谷桜や熊谷椿の概要などについてお話しました。1980年に人間国宝作家で歌人の故鹿児島寿蔵が熊谷市名勝「星溪園」を訪れて、クマガイソウを主題として短歌を詠みました。現在、市民有志が、その一首を熊谷草歌碑として同地に建立する計画があり、そうした動向を含めて改めて熊谷と熊谷草について再認識できる機会となりました。



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寺内廃寺の塑像 -7 如来の髪1 [奈良平安時代]

 螺髪は阿弥陀如来、薬師如来などの悟りを得た最高位の仏の頭上に現れた特徴ある毛髪です。観音・弥勒といった菩薩と・毘沙門天・不動などの天部の諸尊は直毛の表現です。寺内廃寺から出土した螺髪は大まかに三種類があります。ひとつはⅠ類としたサイロ型の螺髪です。上部の螺髪表現部分、円筒状の体部、底面を観察すると、底面の裾が突出し、指紋と思われる線文のみられる例もあります。円筒の中心から右巻き3回転半の螺旋を持ち、大きさもほぼ一定です。螺旋部分には共通して細かい線が映しとられており、型作の際についた面ズレや型自体の傷の可能性があります。おそらく、木型に彫り込んだ螺髪形の穴に粘土を押し込んで製作しているようです。寺内廃寺の場合は菓子型のような一度に複数個作れるような「押し込み型」を用いたとのではないかと考えています。
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第11回地域伝統芸能今昔物語の情報発信 くまがやねっと情報局 [民俗]

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第11回地域伝統芸能今昔物語 むさし江南音頭

熊谷の文化や観光情報を発信しているくまがやねっと情報局にて、11月23日に開催された第11回地域伝統芸能今昔物語について紹介されています。臨場感さながらの画像とともにイベントの雰囲気をご堪能ください。

くまがやねっと情報局
第11回地域伝統芸能今昔物語
https://www.kumagayakan.net/info/now/kin181123.html





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東京大学総合研究博物館 特別併設展示「人類先史、曙 東京大学所蔵の明治期人類学標本」 [展示]

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 東京大学総合研究博物館においてE・S・モースに関連した展示が開催されています。熊谷市の冑山に来訪し、熊谷中心地の石上寺で講演を行ったモース。日本の人類学創始に大きな役割を果たしたことが分かります。


東京大学総合研究博物館ホームページより

特別併設展示「人類先史、曙――東京大学所蔵の明治期人類学標本」

日本における人類学と先史学の曙は、東京大学が創設された1877年に遡る。それは、初代動物学教授のE. S. Morseの大森貝塚の発掘に始まった。その後、坪井正五郎が人類学講座の初代教授に付き、明治期から大正期にかけて日本の古代が初めて発見されてゆく。本展示では、大森貝塚のみならず、モースが2年の短い日本滞在期間に全国各地で収集した標本資料の一部と、モースの指導で1880年に開設された「博物場」に展示された標本を展示する。さらには、坪井らの初期の発掘標本、日本人の成り立ちを直接論ずる初めての古人骨資料などを展覧する。

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モースが発掘もしくは標本を収集した場所


主な展示物
・E.S. モースの人類先史コレクション(大森貝塚、小石川植物園内貝塚など)
・モースの全国行脚と博物場
・初めての縄文人の全身骨(1906年に堀之内貝塚出土)
・坪井正五郎蒐集の標本資料(土偶、石棒、西ヶ原・椎塚・福田貝塚出土の土器)


開館情報
総合研究博物館 本郷本館 (東京大学本郷キャンパス内)
場所: 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス内 →地図アクセス
交通: 地下鉄丸の内線「本郷三丁目」駅より徒歩6分、地下鉄大江戸線「本郷三丁目」駅より徒歩3分
休館: 土曜日・日曜日・祝日・年末年始・その他館が定める日
開館時間:10:00―17:00(ただし入館は16:30まで)
入場: 無料


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熊谷市指定無形民俗文化財「池上獅子舞」新春奉納 [民俗]


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(撮影:富田直子さん)

熊谷市指定無形民俗文化財「池上獅子舞」の新春奉納が2019年1月1日午後1時30分より、熊谷市池上の古宮神社で開催されます。室町時代に発祥を見る獅子舞がお楽しみいただけます。新たな年の良きことを祈念して是非ご観覧ください。

日時:2019年1月1日午後1時30分頃~
場所:古宮神社(熊谷市池上606)
見学無料




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藤枝市郷土博物館・文学館 明治維新150年特別展「藤枝発!駿河の幕末維新展」 [展示]

静岡県の藤枝市郷土博物館・文学館にて、明治維新150年特別展「藤枝発!駿河の幕末維新展」が開催されています。熊谷の隣街である深谷出身の渋沢栄一をはじめ、日本の近代化と深い関わりを持ち熊谷宿や妻沼聖天山にも来訪したことがあるとされる勝海舟や山岡鉄舟らをテーマに、西駿河の藤枝を舞台に繰り広げられた新たな時代に向かう歴史的動向などについて紹介しています。

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開催場所・会場 藤枝市郷土博物館・文学館(藤枝市若王子500)
開催日・期間 2018年11月23日(祝日)~2019年1月20日(日曜日)午前9時~午後5時


内容(藤枝市郷土博物館・文学館ホームページより)

本年の明治維新150年を記念して、藤枝や静岡における激動の幕末維新の歴史を紹介します。

本展では、藤枝を治めた駿河田中藩の退去から静岡藩の成立に至る一連の歴史や、静岡や藤枝へ移住した旧幕臣たちの活躍にスポットを当てて、ゆかりの歴史資料を展示します。取り上げる旧幕臣として、幕末三舟として知られる、【1】駿府会談の功労者・山岡鉄舟、【2】田中奉行・高橋泥舟、【3】のちに「近代日本経済の父」と呼ばれ大実業家となった渋沢栄一(藤枝市友好都市・埼玉県深谷市の出身)、【4】水利路程掛として活躍し、住民から感謝されて生き神として祀られた松岡萬、【5】藤枝や牧之原へ移住し、幕臣子弟の教育に尽力した伊佐新次郎岑満、【6】朝比奈山開拓に尽力した石井謙次郎などの功績を紹介します。

料金  大人300円、中学生以下無料

休館日
月曜日(12月24日、1月14日は開館)、12月25日、12月28日(金曜日)~2019年1月4日(金曜日)、1月15日


問い合わせ先
藤枝市郷土博物館・文学館
〒426-0014 静岡県藤枝市若王子500
電話:054-645-1100
ファックス:054-644-8514

展覧会の詳細についてはこちらの同館サイトをご覧ください。
https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/kyodomuse/1/2/10779.html




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埼玉県立嵐山史跡の博物館 企画展「越山―上杉謙信侵攻と関東の城―」 [展示]


埼玉県立嵐山史跡の博物館にて、企画展「越山―上杉謙信侵攻と関東の城―」が開催されています。

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開催概要(同館ホームページより)

【会期】
  平成30年12月1日(土)~平成31年2月17日(日)
【開館時間】
  9時~16時30分(観覧受付は16時まで)
【休館日】
  12 月/10 日・17 日・29 日・30 日・31 日
  1月/1日・2日・3日・7日・21 日・28 日
  2月/4日
【観覧料】
  一般100円、高校生・学生50円
  (20名以上の団体の場合は 一般60円、高校生・学生30円)
  中学生以下の方及び障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名を含む)は無料
【開催趣旨】
戦国時代後期の武将で越後の虎と謳われた上杉謙信は、関東管領として、厳冬の上越山脈を越えて毎年のように関東に侵攻し、この戦いを自ら「越山(えつざん)」と呼びました。本展では、武田信玄との戦いや領内の一向一揆の問題を抱えながらも、リスクを冒して関東の諸城を攻めた越山にかかわる戦(いくさ)の実態を、文献資料・考古資料から明らかにします。特に出土した武器・武具により、攻城戦の始まりから降伏・落城までを概観し、謙信の中世的な地域支配の性格を浮き彫りにします。

【展示構成】
1 謙信と越山

 上杉謙信の関東侵攻の記録を整理し、全体像を明らかにします。
 (1)上杉謙信にとっての越山の意味
 (2)越山の推移

2 戦国時代の戦(いくさ)の舞台―城とは何か―

戦国武将が城の争奪に力を注いだ理由について、城の歴史的な成り立ちから解説します。
 (1)城とは何か―戦国期の城に先立つ要害―
 (2)戦国の城のイメージ実態
 (3)関東の城
 (4)人・物・情報が集まる場所「城」


3 上杉謙信の越山と城攻め

 具体的な記録が少ない上杉謙信が関わった攻城戦について、敵対した北条氏の状況を含め、発掘調査で出土した様々な武器・武具から検証します。
(1)銃砲撃と弓射で始まる攻城戦
 (2)打物戦と出土遺物
 (3)降伏と落城―焼けた城郭
  銃撃・弓射の実態を探る
  銃砲の姿を探る
 (4)略奪と出土遺物

4 関東の戦国時代と越山
 中世から近世への移り変わりの中で、越山を考えます。

5 城郭探訪
 展示で取り上げた城を紹介します。
【主な展示資料】 
 栄俊筆松橋流血脈裏書(まつはしりゅうけちみゃくうらがき:東松山市指定文化財「正法寺中世文書」)/正法寺蔵
 短刀銘備州長船住景光(写)/埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵
 唐沢山城跡出土陶磁器・茶臼/佐野市教育委員会蔵
 深谷城跡出土塗り椀・櫛/深谷市教育委員会蔵
 石戸城跡出土懸仏・古瀬戸瓶子・大型木製燭台の針/北本市教育委員会蔵
 松山城跡出土銃弾/吉見町教育委員会蔵
 金山城跡出土砲弾・鉄鏃/太田市教育委員会蔵
 騎西城跡出土馬鎧部品・薙鎌・槍先・銃弾・刀装具/加須市教育委員会蔵


【関連印刷物】
 企画展示図録(カラー本文48ページ) 展示室受付で販売中(400円)
 展示では説明しきれない越山の詳しい経緯、城の成り立ち、戦国後期の攻城戦の実態、戦国大名の動きなどを豊富なカラー写真を用いて解説しています。
【関連事業】

 1 企画展関連講演会「上杉謙信の雪中越山」
  
 特別講演会「戦国武将と城郭」
  日時 平成31年1月27日(日)
  会場 国立女性教育会館 講堂(嵐山町菅谷728)
  講師 小和田哲男 氏 (静岡大学名誉教授/公益財団法人日本城郭教会理事長)
  費用 一人500円
  ※くわしくは催し物の特別講演会ページへ

 学芸員による展示解説

  日程 平成30年12月9日(日)・16日(日)
      平成31年1月13日(日)・26日(土)
            2月3日(日)・17日(日)
      時間 13時30分~14時30分
  申込方法 事前予約不要。実施日当日開始時刻に、展示室受付前に集合ください。観覧料がかります。


展覧会の詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.ranzan-shiseki.spec.ed.jp/?page_id=355




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