So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

群馬県立歴史博物館の子どもたちへのアウトリーチ [普及事業]


image.jpg

群馬県立歴史博物館では小学生に地域の歴史に興味を持ってもらおうと、わかりやすいリーフレットを配布しています。群馬県は古墳や出土した埴輪などが数多く、それらが登場するアニメーションを織り交ぜながら作成されています。歴史や文化財の普及啓発のために広く外部へ発信することを「アウトリーチ」といいます。歴史博物館では、こうした内容の媒体について、子どもたちへの配布を増やすなど、アウトリーチを積極的に行っていることがわかります。群馬県では公立私立の博物館施設が多くありますが、それぞれが特徴あるアウトリーチを進めています。そして、群馬県では著名な「上毛かるた」を活かし、文化財への理解を深めるための方策が検討されるなど、興味深い啓発が進められています。


nice!(0)  コメント(0) 

熊谷市文化財保護審議会視察 in 群馬県高崎市 [その他]


 熊谷市文化財保護審議会の行政視察が群馬県高崎市で開催されました。熊谷市文化財保護審議会は熊谷市教育委員会の付属機関として本市文化財の保護事業についての審議や文化財指定等の答申を行う組織で、熊谷市立江南文化財センターに事務局があります。今年度の視察では群馬県高崎市に所在する群馬の森に設置されている群馬県立歴史博物館と群馬県立近代美術館、その近隣にある中山道倉賀野宿を訪れました。歴史博物館はリニューアルされ本年にグランドオープンし、近代美術館は国内屈指の洋画コレクションで知られています。両館では展示品の解説とともに、文化財や美術品の保存と普及啓発事業についての説明がありました。市外の関連機関における文化財の保存と公開活用の現状を知るとともに、本市でも活用できる方法を模索できたらと考えています。
 また、今回の視察では鉄道と地域循環バスの公共交通機関を使用して現地に向かうという方法で視察しました。文化財や博物館施設などを探訪する際の公共交通機関の役割とその現状について考える機会となりました。


IMG_1704ff.jpg
群馬県立近代美術館の見城久美子さん(教育普及担当)による解説。

IMG_1701ff.jpg
群馬県立歴史博物館での展示解説。先般、ユネスコ「世界の記憶」に登録されることが決まった上野三碑の複製品が置かれている。

IMG_1688ff.jpg
中山道倉賀野宿の本陣近くにある高札場跡の見学。



nice!(0)  コメント(0) 

旧石坂養平邸でのレクチャー [建造物]

image (40).jpeg
旧石坂養平邸、中央にある洋風建築の主屋


 熊谷市中奈良にある旧石坂養平邸にて、熊谷市観光ガイドボランティアに対するレクチャーを行いました。旧中奈良村出身の石坂養平(1885年(明治18年) – 1969年(昭和44年) )は、文芸評論家、哲学者として知られ、人生の後半生は政治家、衆議院議員など地域振興に務めた人物です。石坂の生家で、大正期から昭和初期に建造された主屋は現在も保存されています。敷地の中央に洋館を構え、後方には数寄屋建物が建立されています。この2棟の主屋は、洋と和の好対照をなす雰囲気と特色を醸し出しています。洋館の内外各所に施された意匠が豪華であり、アールヌーヴォーをモチーフとした天井の仕上げや照明器具、植物の図柄などの特徴的な文様や彫り物を目にすることができます。現在、この邸宅は外観のみの公開で、内部は非公開なっています。熊谷市内各地のガイドを行うグループ会員も方々もこの建物に興味を持っており、研修会としての意味を含めたレクチャーを実施し、ガイドのための見聞を深める機会になったように思われます。



nice!(1)  コメント(0) 

「火おこし器」の修繕作業 [普及事業]

IMG_1674 (2)ff.jpg

IMG_1672ff.jpg


 毎年、江南文化財センターでは夏休みや11月の埼玉県民の日などに「あなたも古代人」企画としてまが玉作りや土器づくり、火おこし体験を実施しています。その火おこし体験で使う「火おこし器」の修繕を行いました。擦り棒(火鑽杵)を木板(火鑽臼)の穴に押し当てて回転研磨することで摩擦熱が生じ、それによる火種を綿や枯れ葉などに移して火を燃やすものです。体験で使用した火鑽杵や火鑽臼が摩耗しており、火鑽杵の補修や火鑽臼の穴の彫り直しなどの作業を行いました。この修繕により火が付きやすくなるなどの効果が予想され、次なる体験に生かせたらと思います。




nice!(1)  コメント(0) 

立正大学博物館 特別展「立正生の学び舎-熊谷キャンパスの半世紀-」 [展示]


image.jpg

立正大学の熊谷キャンパスにある立正大学博物館にて、平成29年11月1日(水)より第12回特別展「立正生の学び舎-熊谷キャンパスの半世紀-」を開催しています。

今年開設50周年を迎えた熊谷キャンパスの懐かしい写真や、キャンパス内から出土した考古資料を展示しています。


【期 間】平成29年11月1日(水)~平成30年1月30日(水)

【場 所】立正大学博物館第1展示室
【休館日】火曜・日曜日、祝日、大学休業日




nice!(0)  コメント(0) 

重要文化財「絹本著色阿弥陀聖衆来迎図」の銘文 [絵画史]

amidashojyu1ss.jpg
重要文化財「絹本著色阿弥陀聖衆来迎図」


 平成25年6月19日に国の重要文化財に指定された、「絹本著色阿弥陀聖衆来迎図」(常光院所有)は、浄土図と来迎図を組み合わせた特殊な構成を示す作品であります。来迎図とは平安中期以降、浄土信仰に基づいて盛んになった仏画の一種であり、阿弥陀仏が諸菩薩などを従えて、衆生(しゅじょう)を極楽浄土に迎えるために人間世界に下降する様子を描いたものです。 本図では両面上部から浄土図を描き、正面向きの阿弥陀如来と聖衆の来迎を表し、最下段には宝地段が描かれ、その左右に中条常光夫妻と伝えられる男女の姿が描かれています。鎌倉時代後期の特殊な形式の浄土教絵画として貴重であると評価され、国の文化財に指定されました。現在、本図は埼玉県立歴史と民俗の博物館において保管されています。

 なお、文化庁調査官(現在は神戸大学人文学研究科)の 増記隆介氏らによる調査によって、来迎図の表装の周囲から一文字回しの銘文が発見されました。それらは『安養抄(あんようしょう)』(作者不詳)及び了恵『黒谷上人語灯録(くろだにしょうにんごとうろく)』(文永11年~12年 1274-75)より撰文されたと見られています。これが本絵図の製作時期の上限を示すものと考えられ、伝承とも近い、13世紀後半の作図である点が裏付けられたことになりました。またこれらの撰文は、中条氏館跡に建立された常光院の天台宗とも関わりが深い内容であり、一枚の仏画が美術史の領域の価値を有するとともに、時代を超えて当時の建立の歴史を今に伝える意味を持っています。




nice!(0)  コメント(0) 

社会関与の芸術とは。美術・演劇・日本・アメリカをめぐって [普及事業]


図1geidai.jpg


 東京藝術大学において「グローバル時代のアートプロジェクトを担うマネジメント人材育成事業 &Geidai 国際編シンポジウム 社会関与の芸術? 美術・演劇・日本・アメリカ・・・」が次の概要で開催されます。
 今日では地域の街おこしなどにアートの力が広く取り入れられています。多様なかたちをもったアートイベントやアートプロジェクトも国内各地で運営されており、地域社会に寄与する方法が模索されています。この流れは、地域の文化財や文化遺産を活用した人々の来訪や地域社会の歴史の再認識とも密接に関わりを見せています。文化遺産と芸術文化の融合を目指した展覧会や音楽会もその一つであり、国内の様々な取り組みが将来の文化を担う世代へ引き継がれる中で、グローバルの視線から、その実践方法や理論などに対する再検討も求められている状況があります。こうした地域文化や社会に根差したアートプロジェクトの根幹に目を向けることで「社会関与の芸術」とは何か考える機会になるのかも知れません。

概要
開催日時:2017年12月9日[土]14:00-17:00
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 音楽学部 5-109教室
(上野公園内、JR上野駅公園口などから徒歩10分)
*入場無料。日英通訳有り。予約不要。定員260人。先着順。


シンポジウム開催概要よりー
 近年、「日本型アートプロジェクト」のように地域や社会に関与する芸術活動は国際的にも注目され、こうした活動を指す言葉が次々と生まれています。ソーシャリー・エンゲージド・アート、コミュニティ・アート、リレーショナル・アート、ニュー・パブリック・アート、地域アート、ソーシャル・アートなど、数多くのタームが錯綜していますが、その多くが欧米で生まれた美術理論からの援用であり、日本の事例に合わせて独自に解釈され、時に歪曲されながら使われています。しかし日本で実践されている活動は、こうして輸入されつつある理論で本当に説明できるのでしょうか? 本シンポジウムでは、日本とアメリカの研究者・実践者を招き、美術と演劇の事例をひもときながら、「社会関与の芸術」に収まらないアートの形を模索します。


主催:東京藝術大学国際芸術創造研究科
助成:平成29年度 文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」認定:東京藝術大学130周年記念





nice!(1)  コメント(0) 

『熊谷ルネッサンスー熊谷の歴史と文化遺産を結ぶ「道」・金子兜太「熊谷の俳句」―』が刊行されました。 [お知らせ]

image.jpg

 熊谷の歴史と文化遺産を再発見するコラム・解説ガイドブック『熊谷ルネッサンスー熊谷の歴史と文化遺産を結ぶ「道」・金子兜太「熊谷の俳句」―』(著者:山下祐樹 熊谷市立江南文化財センター職員)が刊行されました。
 表紙は熊谷染アレンジメントで内容もオールカラーです。過去に埼玉新聞に連載された内容を再構成し、多くのカラー画像と詳細な解説を追加しました。熊谷市の文化財ガイドブックとしての特色とともに、文化財・文化遺産に対するアプローチとしては本邦初の内容になっていると思います。巻頭言は金子兜太先生に書いていただき、著者と先生の対談も掲載しています。熊谷ルネッサンスの旅をお楽しみください。


定価:本体1950円+税
出版 有限会社オーケーデザイン
市内書店(八木橋百貨店・須原屋など)、オーケーデザインにて販売しています。

問合せ先
有限会社オーケーデザイン
〒360-0843熊谷市三ヶ尻2950
電話048-530-1322 FAX048-530-1323
E-mail office@okdesign-net.com



目次

序章  巻頭言 熊谷という「原郷」と漂泊の旅 (金子兜太)
「熊谷ルネッサンス」という旅に向けて (山下祐樹)
第1章 歓喜院聖天堂  極彩色彫刻の殿堂
第2章 星溪園  庭園の小宇宙
第3章 片倉シルク記念館  熊谷シルクの歴史と共に
第4章 熊谷染  型紙のアーツ・アンド・クラフツ
第5章 中山道と熊谷宿  街道と宿場町の記憶
第6章 埴輪の故郷  古代のアール・ブリュット
第7章 渡辺崋山  知の巨人が残した足跡
第8章 奥原晴湖  南画の新境地を目指す
第9章 森田恒友  温かみのある平野の詩人
第10章 坂東洋画会  洋画の可能性を探究した若人
第11章 熊谷桜堤  熊谷の春を彩る一目千本
第12章 根岸家長屋門  激動の歴史とともにある門
第13章 熊谷うちわ祭  鼓動を続ける熊谷クラシコ
第14章 熊谷聖パウロ教会  静寂が包む祈りの場
第15章 坂田医院旧診療所  光のソナタが響く建物
第16章 元荒川ムサシトミヨ生息地  希少魚の風土を未来へ継承する
第17章 熊谷の獅子舞  勇壮な三頭一人立ちを次世代へ
第18章 平山家住宅  匠の技が光る建築美
第19章 長島記念館  重厚な石積み蔵と名画群
第20章 貴惣門  超絶技巧に込めた信念
第21章 E・S・モースの足跡  国境を越えた温かな学術交流
第22章 熊谷七福神  寺社が導く郷土の記憶
第23章 上之村神社・雷電神社  風景に融合する曲線美の本殿
第24章 愛染明王・愛染堂  信仰の歴史を紡ぐ青と赤
第25章 源宗寺の大仏  調和する造形の美と信仰の歴史
第26章 荻野吟子生誕の地  不屈の精神と大いなる愛
第27章 諏訪神社本殿  聖天堂の名工による競演
第28章 五代友厚  郷土と世界を結んだ交流
第29章 秩父道しるべ  秩父往還の歴史を伝える
第30章 熊谷市庁舎と佐藤武夫  名建築家が設計した市役所
第31章 権田愛三  一粒の麦に傾けた情熱
第32章 鈴懸の木  「熊女」の歴史を見守る
第33章 鯨井勘衛  養蚕技術の先駆者
第34章 星川と彫刻家の祈り  戦災慰霊と鎮魂の空間
第35章 幡羅高等小学校  郷土に息づく教育精神
第36章 石坂養平邸  美と哲学を伝える洋館
第37章 過去と未来をつなぐ「道」  歴史に希望を見出す
第38章 解説篇 熊谷ルネッサンスを掘る
第39章 特別篇「熊谷の俳句」 熊谷の歴史と自然を彩る俳句
第40章 対話篇 熊谷の俳句と熊谷ルネッサンス ―金子兜太×山下祐樹―
第41章 巡礼篇 熊谷から秩父への旅路

参考文献・資料
索引

おわりに



nice!(0)  コメント(0) 

無形文化遺産の防災 [普及事業]

 
image.jpg


 独立行政法人国立文化財機構・東京文化財研究所では、研究成果を来所者に紹介することを目的として、所内のエントランスロビーを利用して、定期的にパネル展示を行っています。現在、「無形文化遺産の防災」をテーマにした展示が公開されています。東日本大震災以来、被災地の無形の文化遺産の保存と活用に対して多くの感心が寄せられてきました。身近な無形民俗文化財について着目しながら、無形文化遺産の防災について深く考えさせる展示内容です。

会場 東京文化財研究所(東京都台東区上野公園13-43
展示日時 :土日・祝日をのぞく平日 午前9時から午後5時30分まで
エントランスロビーパネル展示 : 2017年3月29日〜年度内
問合せ TEL03-3823-2241


東京文化財研究所
無形文化遺産部の展示巻頭文より

 東日本大震災を契機として、「文化財の防災」が注目されるようになりました。けれども、人が伝える「無形文化遺産」の防災となると、未だその概念も方法論も確立していません。
 無形文化遺産の中でも民俗芸能や祭礼といった分野は、災害後の地域復興に大きな役割を果たすことがわかりました。被災した故郷を思う心のよりどころとして、地域コミュニティが再び活気を取り戻すための手段として、無形文化遺産の復興は注目されました。災害後の復興を見据え、「無形文化遺産の防災」を考えることは重要です。
 一方、工芸技術や民俗技術など、災害を機に消失せざるをえない状況に追い込まれる無形文化遺産もあります。後継者不足や環境の変化など、日常的に消失リスクがあることも事実ですが、それらが一斉に表面化するのが災害時です。こうした無形文化遺産が人知れず消えることがないように、関係者をつなぐネットワークを構築することや、その技術を伝えるための記録を作成することも、「無形文化遺産の防災」といえましょう。
 そして、人々が伝えてきた伝統的な「知」もまた、無形文化遺産です。人々が災害にどのように立ち向かってきたのか、環境をどのように維持してきたのかという知識を見直すことも、「無形文化遺産の防災」につながるのではないでしょうか。
 私たちは、このようなさまざまな視点から「無形文化遺産の防災」を考えていこうとしています。今回の展示では、その一端をご覧いただきたく思います。
 調査・研究にご協力いただきました関係各位に深く御礼申し上げますとともに、被災された方々の復興を心より願っています。





nice!(0)  コメント(0) 

熊谷ブランドのための社会学 [普及事業]

image.jpg

現在、熊谷市観光協会が中心となり熊谷のデザインを探し求め冊子としてまとめ上げる企画、「d design travel WORKSHOP KUMAGAYA 」。その制作に向けたワークショップが開催され 、その事前学習会において「熊谷ブランドのための社会学」というテーマの講演をしました。熊谷に息づく文化財や文化遺産、美術や商品文化、食文化に潜む「熊谷らしさ」とは何か、そのらしさを探す知見や解釈する力を熊谷リテラシーと表現しました。なぜ熊谷には古代の埴輪から、近代の養蚕や麦文化、現代の新たなまちづくりの方策に至るまで多様な熊谷らしさともいえる文化が誕生し、育まれたのか、そしてそれらが熊谷独自のブランドとして引き継がれてきたことについて社会学の観点から説明しました。文化遺産を学際的に捉えて、熊谷を見つめ直す機会となりました。



nice!(0)  コメント(0) 
前の10件 | -